そば処 長寿庵(佐倉市本町)
長寿庵のピーナツみそだれ
江戸時代以前、蕎麦は味噌ダレで食べられていました。せいろ蕎麦のつゆをピーナッツペーストと味噌をメインに、蕎麦の原点にかえってアレンジしています。
そばがき田楽
蕎麦がき(蕎麦粉を熱湯で練って餅状にしたもの)を天ぷら油で揚げて蕎麦の香ばしさを残し、特製味噌をのせて田楽にしたものです。
佐倉ではそろそろ40年になる蕎麦屋です。すべて手作業でやっていると聞くと敷居が高いと思われる方もいるみたいですけど、そんな堅苦しいお店じゃないんですよ。ですからファミリーやカップルでいらしていただいても十分にお蕎麦を楽しめますし、満足していただけると思います。
頑固オヤジでもないですし、若い方にも本当の蕎麦を知っていただきたいので、できれば気軽に食べに来ていただけると嬉しいですね。
大和芋・味噌・お茶以外にもトマトとか落花生とかいろいろあるんですよ。千葉全体で見れば農業県ですからね。うちも野菜は近所の農家さんのものをたくさん使ってますよ。そういった農家さんたちが作った農作物を大事にして、我々も美味しいものを作って皆さんに楽しく食べてもらいたいですね。
醤油は味噌の副産物ですから、今回は醤油ダレの代わりに原点である味噌を使ってのそばつゆにチャレンジしました。こうやっていろんな形で地域資源が広まっていくといいと思っています。
なんでもインタビュー
- お店を開いて何年ですか?
親父が東京で昭和29年からやっていて、私が昭和55年から佐倉でやってるからもう40年近いですね。
- お店のこだわりを教えてください!
そばの実を石臼で挽くところから始めて、全部手打ちでやってます。それがこだわりといえばこだわりかもしれませんね。
- これまでいちばん印象に残っているエピソードを教えてください!
お店でのエピソードよりも、東京から移ってきて初めて佐倉のお祭りを見たときに、その盛大さにビックリしました(笑)
- Y.M.O.食材を使った裏ワザやアドバイスをこっそりお願いします!
大和芋は粘りが強すぎるんですけど、出汁で割ってとろみを調整してあげたり、擦った大和芋を海苔で巻いて油に入れて、磯辺揚げみたいにすると美味しいですよ。
- 店主が今まさに食べたいものは?
やっぱり早く新そばを食べたいですね。もちろん自分で打って(笑) 毎年どんな出来か気になるんですよ。
- 佐倉ってどんな街だと感じていますか?
空気がおいしいですし、緑が豊かですし、歴史のある街だなと思いますね。
- ズバリ、どんなことで地域に貢献したい?
うちが作ったみそだれをたくさんの方に食べてもらって、佐倉に味噌ありと広まってくれたら嬉しいですね。
店舗情報
■店舗名
そば処 長寿庵(本町)
■ジャンル
蕎麦
■住所
佐倉市本町127-1
■電話番号
043-486-0823
■定休日
木曜日
■営業時間
11:00~21:00
■駐車場
あり